~疾病・障害の当事者であり,医療・介護のスペシャリストがいます~

 

当事者とスペシャリスト,2つの立場や想いが分かるからこそ伝えられることがある.

医療・介護の現場において,受ける側と与える側の間には目には見えないズレやカベが存在する.そのズレやカベを見極め,双方の想いをつなげる存在になりたい.そんな医療〜当事者〜社会をつなげる架け橋になって,よりよい生活・リハビリ・社会を作っていきたい.

 

CROSS BRIDGEには,疾病・障害の当事者であり医療・介護のスペシャリストである「当事者セラピスト」たちが集まっています.私たちの持つ2つの視点と想い,当事者経験と専門知識は優しい社会を作っていくヒント二なる.私たちにしかできない役割を探しながら活動しています.

シャルコー・マリー・トゥース病(CMT)×作業療法士(OT)の山田隆司が学生時代から使っていた造語.「自身の持つ疾病・障害体験がきっとセラピストになった時に役に立つ」という想いを胸に,CMT研究班や患者会・難病運動に取り組んできました.2012年頃からは,MG×OTの押富氏と共に「当事者セラピスト」を掲げて活動を開始.医療系大学やセミナーでの講師,専門ジャーナルや医学書の執筆などをしてきました.様々な活動を続ける中で,若手の当事者セラピストたちに会う機会が増え「疾病・障害経験は自分たちだけのストレングスだ」と共感を覚える一方で,「でもどうやってこの経験を発揮すればいいかわからない」という想いも重ねてきました.

2015年に脳性麻痺(CP)×理学療法士(PT)の高橋大樹と出会い「当事者セラピストを集めよう」と意気投合し,小川順也(合同会社Smile Space)のサポートを得てCross Bridgeを立ち上げました(命名:高橋).現在では「当事者セラピスト」として活動や研究をするセラピストたちが数多くいます.「当事者セラピストにしか担えない役割」をさぐっていきます.

・障害や疾病の当事者と医療・介護系セラピストたちが集まるワークショップでは,様々な社会的なテーマについてグループワークやディスカッションが行われています.

・当事者とセラピストの間にあるズレや摩擦とは?どうやったら解消できる?お互いにどんな歩み寄りが必要?などなど...フラットな雰囲気の中,当事者セラピストがファシリテートしていきます.

・当事者セラピスト(3名)と当事者(1名)とセラピスト(5名)での意見出しワークショップ

・治療やリハビリ場面で感じる「ズレ・摩擦」についてみんなで上げていきました.じゃーどうやったら解消できるんだろう...そこで当事者セラピストは...と考えました.

・当事者セラピスト(5名)と当事者(2名)とセラピスト(6名)でした.

・それぞれの感じる「ズレ,摩擦」の共通から始まり,そのカテゴライズや具体的な解決方法の提案まで,ガッツリとグループワークやディスカッションを行いました.


・臨床に出る前の学生たちに,セラピストとして将来とても役に立つ「センス」を渡しています.医学モデルだけではなく,当事者を社会モデルで捉えていくというセンスが養われていきます.

・教科書には載っていない生々しい当事者体験を,当事者セラピストならではの切り口でわかりやすく解説していきます.そこにはたくさんの想いもこめています.